中里毅,ナイトキッズきっての走り屋,彼の家は群馬でも有数の寺である
末次トオル セブンスタ−リ−フきっての走り屋,彼の職業は結婚式場の司会である
(ちなみに奈保ちゃんは受付だ)
こんな二人がバトルしようとするから問題がおこるのだ ナイトキッズとセブンスタ−リ−フの交流戦は困難を極めた
「じゃあ今度の週末はどうだ?」
日時を指定する中里に末次がチェックをいれる
「駄目だ,今度の週末は大安吉日,5件の予約で埋まっている,それより月末はどうだ?」
末次の指定に今度は中里が異を唱えた
「駄目だ,仏滅は法事で出張だ」
こんな二人がバトルを出来るのはいつの話か?
それはまた次回のお楽しみに
「栃木県の小さな家」
ここは栃木県のある商店街
商店街の片隅にある有名な走り屋親子が住んでいた
これはそんな親子の心暖まるお話である
隣に魚屋,反対隣に肉屋,そしてその真中には小柏家がある
小柏家はちょっとだけ商店街から浮いた存在である
まず外見が違う.
丸太で作られたアメリカンハウスは父親の手作りだ
庭には色とりどりの花.そしてブランコ,家だけ見たらまるで大草原の小さな家のようである,
そう,小柏家族は大草原の小さな家シリ−ズの大ファンだったのだ
だがここは栃木のとある商店街
周囲から浮いているのも当然といえよう
もちろん家に暖炉は必要不可欠
ディティ−ルにもこだわる小柏家族である
しかしこの家の家風にそまらないものもいた
「もうこんな家いやだ−っ」
一人息子の小柏かいはこんな家に生まれながらも生粋の日本人である
「普通がいいんだ−っ暖炉なんかいらねえ,日本食が食べたいんだ,もうオ−トミ−ルとライムギパンはいやだ」そんな息子の反抗期を父親であるケンは笑い飛ばす
もちろんパイプをくわえながら
「ははは,ジュニアももう一人前だな,それでこそ男だぞ」
「俺はかいだ−っジュニアって呼ぶな−」
ギンガムチェックの服にサスペンダ−をした父親が情けなくてカイは泣けてきてしまう
背広だなんて贅沢はいわない
ジャ−ジだってかまわないけれどサスペンダ−はやめてほしい
「あらあら,ケ−ンったら,ジュニアとなんのお話をしているの?」
その時小柏お母さん登場
もちろんロ−ラアシュレイのドレスにお手製のパッチワ−クのエプロンだ
母は生粋の日本人だが真理子という名前からマリ−と呼ばれていた
「男の話だよ,母さん,それより今晩の食事はなんだい」「ジュニアの大好きなラムシチュ−とライムギパンよ」うおおおお−っこんな家族はいやだ−っ
せめて俺だけは普通でいよう
実は小柏かいが必要以上に体育会系になってしまったのはこんな家族への反抗であった
小柏かいの理由なき反抗?続きは次回のお楽しみ
いや−,あのけんさんってこんなイメ− ジなんですよ ごめん