[another heven1]

 

20世紀最後の年。


この百年間は人間にとって最も飛躍を遂げた世紀といえるであろう。
あのルネッサンスが霞むくらいの変化を人類は為しえた。

IT革命と言われるコンピュ−タ−の進化、
1999年には蜥蜴の頭程の知能しかないといわれたコンピュ−タ−が5年後には鼠に進化する。
10年後には人間の頭脳に匹敵するであろうと予測することは容易だった。
人々の価値観も変化する。
日本人従来の儒教的精神から欧米のスタイルへの移行
慎みを美徳とした日本人がこのような姿になると誰が想像しえたであろうか。
それを言うなら世界的にその現象は始まっていた。
カトリック総本山である国家ですら堕胎と離婚が容認されるこの昨今。
世界中で従来の価値観が失われていく。
しかし、崩してはいけない、人が踏み入れてはいけない世界も厳然として残っている。
どれ程科学が発達しようとも解明できない謎は次から次へとあふれ出てくる。
人々はそれに恐怖し、解明しようとして、それが無理だと知ると無視しようとした。
それに魅かれる己を殺して。


 遠くない昔の話である。
神国日本をかがけて無謀な戦いを仕掛けたこの国は戦後恐るべき復興をとげた。
その道程が困難だったことは言うまでもない。
従来の価値観が崩壊され打ち菱がれた国民が何を考え、何をよりどころにしたのか。
しかしこれは国にとって初めての体験では無かった。
歴史を遡れば見えてくる事実。
神武天皇がこの国を作られた時から、
否、いざなぎといざなみがその血肉で島の礎を築いた時から幾度となく価値観の変化は起こっていたのだ。
農業中心から神権国家へ、朝廷から武家への権力の移行。
この狭い島国が全てだったのに開国により西洋の文化が流れ込んでくる。
それに人々はそれに戸惑い、恐れ、順応していった。
そんな中にも絶対に崩れない聖域がある。
この島国が誕生した時からの結界。
それは4つに別れこの地を守護してきた。


玄武、蒼龍、朱雀、白虎


四聖獣は島国の中で一番霊脈の強い土地を選びそこを起点に島国に結界を張り人の世にまぎれ、息を殺しこの世の行く末を見守ってきたのだ。
 過去から未来へと、永遠に

「カスぞろいだな」
兄の言葉に横にいた青年はきつく目を細めた。
「この次の遠征は俺はパスだ、うちの二軍でも楽に勝てる相手だからな」
「兄貴がパスするなら俺もそうしようか」
「駄目だ、お前はここであいつを探さなければいけないだろう」
ため息を付いて弟は兄を見つめる。
美丈夫とはこの兄のことを言うのであろう。
清流のごときその風情で見るものを幻惑に誘う。
男にしては秀麗な面立ちはしかし決して女には間違われない。
なよやかに見える体躯もそれは隠蓑だということを弟は知っていた。
四獣の中でも最も残忍な蒼龍の末裔であるこの兄。
冷たく、静かに情に流される事はないコンピュ−タ−か人形のように感情を見せない兄。
啓介とは全く異なる性質。
まるで水と火が違う物質でありながらも人を引きつけるように兄弟は存在していた。
兄が蒼龍の紋章を抱いているのならば弟は朱雀の資質を受け継いでいた。
いつの頃からであろうか。
四聖龍は一つの一族にその姿を宿し結界を張ってきた。
玄武は今は従兄弟である緒美が受け継いでいる。
知恵者であり四龍の中でも蒼龍に続き策謀に長けている玄武がまだ18歳の年若い娘だとは皮肉なことである。

緒美は生まれた瞬間から玄武の業を背負って生きてきた。
彼女はそのことに悩んだりはしない。
四龍は生まれながらの聖獣であるから人の理とは別の次元で物事を判断するのだ。
分家の娘でありながら宗家の兄弟と同位置に君臨するうら若き女帝といったところだろうか。
朱雀である啓介の守護は灼熱の炎である。
その性質の通り啓介は残忍で攻撃的な面を隠そうともしなかった。
黄金の髪の毛が彼の荒々しい気質を物語っている。
きつめの吊り上がった瞳が残酷な気性を表わしている。
「あいつ、見つけたらただじゃおかねえ、40年も姿をくらましやがって」
弟は吐き出すように呟くのを聞いて涼介は苦笑した。
「お前は昔からあいつに執着していたからな」
「兄貴もだろ」
啓介の言い返しに涼介は苦笑を深くした。
「そうだ、見つけだしてみせる、あれが今どのような成り立ちをしているのか分からないがあれは俺達のものだ。逃しはしない」
この兄が唯一執着するもの。
40年前から姿を決して宗家の必死の捜索にもかかわらず発見することは出来なかった。
「だがあいつがこの結界から出れるわけねえからな。
必ずここいらにいる筈だぜ」
見つけてみせる、必ず。
兄弟は目をこらして秋名の峠を見入るのであった。

 

 その晩、兄は分家の集まりで帰っていったが啓介は鋸って仲間と一緒に峠を攻め込んでいた。
本気で走るとレッドサンズのメンバ−はRX−7についていくことが出来ない。
今兄弟の一番の暇潰しは峠を走ることであった。
くだらない単純な車の操作であるがそれゆえの面白さもある。
管理された遊びとは違う死と隣り合わせのバトルは平穏な世に飽きた兄弟にとっての最高の遊びであった。
明け方の4時まで秋名をダウンイルしていた啓介。
いい加減飽きたのでこれを終えたら戻ろうと思っていたその時に事件は起きた。
啓介のFDの後ろに見慣れぬ車が一台へばりついてきたのだ。
「なんだ、こいつは、馬鹿にしやがって」
アクセルを踏み込んでちぎろうとしたが。
ぴったりと背後に詰め寄られてくる。
「どこのチ−ムの奴だ?.ワンエイティか、RX−7か」焦る啓介をからかうかのように後ろの車は車間距離をつめた。
獣の末裔である啓介の野性的な走りについてこれるような人間はいない筈だ。
本気になった兄弟の走りをまだ見たものはいないとさえ噂されている。
「まさか、あいつか」
啓介は呆然と呟く。
一瞬気が削がれたアンフィニの前に白黒の旧式のハチロクが躍り出た。
そのまま鮮やかにドリフトを決める。
「まさかっ慣性ドリフト」
驚く啓介を残しその車は見えなくなった。
唖然として車を止める啓介の回りにレッドサンズのメンバ−が集まってくる。
「見ましたか、啓介さん、今のハチロク」
「化物ですよっあの速さ」
驚愕におののいている他の奴らを置き去りにして啓介は家路を急いだ。
このことを早く兄に知らせなければ。
しらずにハンドルを握る手に力がこもる。
狭い車内で啓介は笑いを押さえることが出来なかった。「見つけたぜ、あいつは俺のものだ、逃すものか」
伝説はここから始まる。

 

 目が覚めた時、拓海はここが一体どこなのかわからず戸惑った。
自分が置かれている状態すら理解できない。
「なに?ここはどこ」
置きあがろうとして手足が拘束されている事に気がつく。何故、と問いかける前に自分の目の前に一人の男が座った。拓海は唐突に思い出す
拓海に道を尋ねてきた青年の名前を
どこかで見たことがあると思ったら
あのビデオに写っていた人物だったのだ
そしてこの前のバトルの時,相手方にこの青年がいたことも思い出す。

 どうして忘れていたのだろう
 これほど存在感のある人なのに
 まるで故意に忘れたがっていたかのような
 拓海の記憶が涼介を拒否していたかのようだ

車に興味のある者ならば誰でも知っているといつきが言っていたその人物は拓海を見下ろして優雅に笑った。
「やっと見つけたよ、白虎」
言葉の意味が分からず戸惑う拓海に涼介は説明する気もなさそうだ。
「儀式を始めようか、40年ぶりに四聖獣が揃ったのだからね」
拓海は今自分が置かれている立場が分からず戸惑ってしまう。
手足は拘束されている。
学生服を着ていた筈が今は白い肌襦袢一枚にされているらしい。
下着すらなくてたた一枚の布きれが拓海を隠していた。
回りには誰か大勢の人がいるらしい。
首を降って見上げると老若男女といえる10名以上の人物が膝を正し緊張した面持ちでこちらを伺っていた。
限られた、選ばれた人々、高橋宗家を中心とした霊力により結界を重装備している面々である。
 彼らは40年ぶりに手元に戻った白虎が真実であるか見極めようと目を凝らしていた。
秋名のハチロク、確かにすばらしい力を持っているがこれがはたして本当に白虎なのか。
白虎であるならば何故記憶を持ちえないのであろうか。
玄武、蒼龍、朱雀共にこの世に生を受けた瞬間から自分の責務を認識していた。
だがこの白虎に限っては。
人間として18年間生きてきたらしい。
自分の職務を理解していない。
自分を只の人間だと思っている。
前例にはなかったことだ、
白虎が自分の性を忘れるなどと。
疑心暗鬼が人々の中に宿る。
この少年はちょっと霊力が強いだけの普通の人間ではないかと。
聖龍としての威厳もこの少年から感じられない。
今までも聖龍としての目覚めが遅いものはいた。
しかし18歳になるまで自我に目覚めないとはどういう事なのか。
なにが彼の目覚めを阻んでいるのか。

「どういう事なの?涼介さんっ」
自分の傍らに立つ一人の秀麗な男性を見て拓海は悲鳴をあげた
「やっと捕えた、白虎、もう逃がさないよ」
涼介は獲物を痛ぶる獣のような動作で拓海の足の付け根を掴んだ。
「やだっいやっ」
そのまま大きく開かされる。
何が涼介の目的か拓海には分からない。
「奇麗な肌だ、まだ男を知らないんだね」
大きく足を割り広げられて奥を検分される。
「なにするんだっやだっ」
他者にも見せつけるように両足を高く持ち上げられた。
着物の裾が太股に絡みついて見るものをそそる。
少年と青年の狭間にある独特の色香が拓海を纏っていた。
「ここも、淡い色をしている、自分でいじったこともあまり無いのだろう」
確認するかのように涼介の指が拓海の果実にまとわりついた。
「ひっやだっそんなとこさわっちゃ」
初めて他人に弄られる恐怖に拓海の体が強ばる。
現実とは異なる空間。
どこかの社のようだがここがどこなのか分からない。
祭壇のような所に拓海は両手を括られて寝かされていた。部屋の灯は祭壇に飾られている蝋燭の炎だけである。
薄暗い室内で周囲の者は目をこらし、行く末を見守っていた。
涼介はおびえる拓海に微笑を返すとすっと目の前に自分の掌を開いて見せた。
下肢を痛ぶられるのを許されてほっと吐息を漏らす拓海はその瞬間悲鳴をあげる。
「なにっひっやだ」
眼前にある涼介の掌から淡い光が発せられた。
白光を放つそれがしだいに形を造っていく。
光が完全に納まった涼介の掌には見たこともない生き物が絡まっていた。
「これは俺の式神だよ、可愛いだろう」
蟲という表現が一番ぴったりくるこの世には存在しない生き物。
透けるように淡く、美しいがどこかまがまがしい式神。見たことは無いが陽炎という蟲がこのようなイメ−ジなのではないか。
拓海は自分の置かれた状態も忘れてその生き物に見入ってしまった。
「奇麗だろう、俺の式神は、もちろん白虎の式神も美しかった、覚えているかい」
訳の分からないことをいわれて戸惑う拓海。
先程から自分にむかって繰り返される言葉。
白虎、拓海のことを涼介はそう呼んでいる。
何故?人違いなのだろうか。
「俺はそんなもの知らない、白虎なんて人違いだよ」
拓海の叫びに周囲がざわめいた。
やはり間違いだったのでは、という囁きが長老達の間に漏れてくる。
涼介は鋭い流し目でそれを窘めた。
「忘れてしまっているんだね、可哀想に」
何を?涼介は何を拓海が忘れたと言いたいのか。
「自分の性も、役目も忘れてしまって、そうすれば逃げられるとでも思っているのか、白虎」
蒼龍の瞳が残忍に歪んだ。
人間とは異なる瞳に拓海は再び恐怖に震えた。
「思い出させてあげよう、どれ程拒んだとしても白虎としての性は体に記憶されている筈だ」
俺の式神を使って、涼介は掌の生き物を拓海の顔に近づけた。
美しいこの世のものとは思えない生き物、それが拓海の頬を伝ってくる。
「やっひいっいやぁ」
蟲は頬から首筋へと這い下りてきた。
恐ろしさに拓海はみじろぎすら出来ない。
蟲はそのまま拓海の胸元に潜り込んできた。
「ひっいやっとってっとってよっ涼介さん」
瞳を涙に潤ませながら涼介に懇願するがその願いは危機遂げられることはない。
「拓海がいけないんだよ、全てを忘れてしまうからこんな荒療治をしなければいけないんだ」
涼介の言葉の意味が分からない。
式神は細い足を拓海の体に這わせながら徐々に下にくだっている。
蟲のはかない足がむずがゆく頼りない感覚を呼び起こす。「やあぁっあんっあぁ」
いけない、このままでは蟲のたどり着く先は、
拓海はそのことに気がつくと猛然と抵抗を始めた。
といっても手足を縛られているため身をよじるくらいしか出来ないのだが。
それに驚いたのか蟲の動きが早くなった気がする。
「いやっこんなのっいやだぁ」
涼介の式神は拓海の柔らかな陰毛にたどり着くとそこに身を沈めてきた。
蟲の細い足が果実に触れてくる。
ずずずっと蟲の胴体が果実に密着して絡みついてきた。
「涼介さんっお願いっこれ取ってっお願いっいやぁ」
とうとう式神が目的地へとたどり着く。
恐怖に縮こまっているそれに細い足と粘膜のある胴体を使って蟲は蜜口へと侵略してきた。
ぬるりっとエリ−状の粘膜が蟲の胴体を覆っているのを下肢から感じる。
手足の細い産毛が果実から伝わってきた。
「あっああっはあっうんっ」
嫌なのにっこんなに恐いのにそれが代えって羞恥心を誘うのか拓海の果実はそそりかえっている。
「さあ、拓海、皆に見せておやり、白虎の可愛らしいところを」
「いやあぁ−」
涼介が蟲によって蹂躙されている下半身を大きく開かせてきた。
視線が蟲と果実に集中するのを感じる。
恥ずかしくて身が焼き切れそうだ。
視線が凶器となって突き刺さってくる。
しかし今の拓海には抵抗する術が無かった。
「ああぁんんっあっはあぁっうふう」
蟲の吸口が先端から流れ出した蜜を吸い取ろうとしているのを感じた。
まるで華の蜜をすするかのような仕種で流れ出した愛液を取り込んでいる。
ちくっと鋭い痛みを感じて拓海はのけぞった。
「あっああっはあぁっもうっだめぇ」
吸口が先端から尿道に潜り込んでもっと拓海の蜜をすすろうとしている。
小さな痛みとむず痒さ、それに勝る大きな快感の波が拓海を支配した。
ちゅっちゅっと少しずつ蜜が溢れ出る。
蟲のよって押さえられた蜜口は思い切り愛液をほとばしらせる事が出来ず、少しずつ緩慢に流れ落ちるのを待つしか出来ない。
男ならば思い切り放出してそれで快感は終わるのに、塞き止められた欲望が拓海の中に沈殿していき苦しめた。
「あっお願いっもういやっもうっイきたいっいかせて」
あられもない声を出しながら腰を揺する。
「お願いの仕方を忘れたのかい、白虎」
拓海の耳朶を甘噛みしながら涼介が命じてくる。
「やっあっぁ」
「このままではずっとこの姿を皆に曝すことになるよ」涼介はくっと唇を引き上げた。
「ああ、拓海はその方が感じるんだっけね」
拓海は悔しさのあまり唇を噛み締める。
涼介は促すように拓海の果実を爪で弾いた。
蟲が絡みつくそこは少しの刺激にも耐えられない。
「ああ−っああんっん」
拓海は首筋をのけ反らして達っすると意識を飛ばした。

 

 衆人監視の状態で失神してしまった事に死んでしまいたいほどの羞恥心が沸き起こる。
両足を閉じて必死に皆から隠そうとする。
「ああっいやぁっいやっ」
まだ拓海の果実に張り付いて蜜を啜っていた蟲が更に下へと動き出した。
きつく閉められた太股の間を縫うようにして蟲がある一点へ向かって突き進んでくる。
くちゅっ
「はあぁっなにっいやっ」
ぬるぬるとした自分の精液にまみれた蟲が蕾の入り口を這いずり回る。
その淫靡な快感。
「あっもっとっ奥っああん」
ずずっと蟲が入り込んでくると溜まらずにもう一度放ってしまった。
ぴゅっぴゅっと白い蜜が噴き出してくる。
蟲が奥を蹂躙してくる。
異常な行為なのに、嫌悪感だけではないなにかが拓海の奥底から沸き上がってくる。
まで蟲に暴かれるみたいに。
「もっとぉっほしいっあっあんん」
知らずの腰を揺すってねだってしまうのを拓海は押さえることが出来なかった。
「本当におねだりが上手だね、拓海、可愛いよ」
涼介が身を屈めて拓海の顔をのぞき込んできた。
二人の瞳があった瞬間、拓海は自分が何が足りないのかを理解した。
涼介が欲しい。
蕾に涼介を迎えてぐちゃぐちゃに掻き回して目茶苦茶にしてもらいたい。
そんな事されたことはなにのに、自分はセックスどころかキスすらまだ誰とも未経験なのに、
何故かこの時、涼介の大きくて逞しい雄が欲しくて堪らなかった。
「なんでっああっでもっりょうっ」
「体は覚えていると言っただろう、拓海は男が無ければ駄目なんだよね」
涼介が覆い被さってくる体温が酷く心地よく感じる。
もっと感じたいという気持ちが奥から沸き上がってくる。涼介の灼熱の楔で奥を貫いてもらいたい。
拓海の内壁がきゅっと収縮する。
蟲が奥でぞろっと蠢くのが分かった。
「きてっあっああんっりょうっすけさんっもっと」
拓海の嬌声があたりに響わたる。
「いい子だ、拓海、もう離れたりしたら駄目だよ」
ぐぐっと内壁を押し分けて入ってくる雄。
絶頂感が拓海を支配する。
そのままぐっぐっと腰を抱えて揺さぶられて拓海は辺りに白い蜜をほとばしらせた。
雄には蟲がからんでいて涼介の動きに併せて蠢いている。「ひいっあっああっいいっすごく気持ちいいよう」
「もう離さないよ、拓海」
涼介は譫言のように呟きながら腰を激しく打ち付けた。

 

 意識が飛ぶ瞬間、拓海ははっきりと自覚してしまった。この異常な事態が何が目的かは分からない。
でももう、あの平穏な生活に、普通の日常には戻れなくなっていたことを。
涼介によって奥の座敷牢に拓海は運ばれる。
そっと労るように拓海を抱きしめる涼介の瞳は人外の光で輝いていた。


 

 

うーん懐かしい、これは4部作でした、その第一回目です

続きはまた載せますので、ははは変態でごめん