「攻め攻めD軍団,究極の受け育成プロジェクト」

「拓海,プロジェクトDには拓海が必要なんだ」
全国の走り屋のカリスマ,高橋涼介に口説き落とされて藤原拓海がプロジェクトに参加する事になった事実はすぐに日本各国をかけ巡った

 赤城レッドサンズ,それは知らぬものはいないとよばれる精鋭の走り屋チ−ムである
そのレッドサンズはもう一つの事でも有名であった
選び抜かれた攻めの男達で構成された全国のボ−イズラブファンの羨望の的
受けの男の子はそのレッドサンズのメンバ−に一度は抱かれてみたいと夢を見て,攻め男君はいつかはレッドサンズの様に峠と受けを攻めてみたいと憧れる
追っかけのギャル(死語)はめくるめくボ−イズラブの世界に妄想する
それが赤城レッドサンズ
そんな攻めの中でもプロフェッショナルな攻めを選りすぐって選ばれたのがプロジェクトDのメンバ−
そう,プロジェクトDの本当の目的とは究極の受けを育成することであった
プロジェクトDのDはデリシャススペシャルデンジャラス受けボ−イ育成の略なのだ
そして,全国の受けから選りすぐって厳選な審査の上に選ばれたのが藤原拓海
彼こそが攻めが理想とする最高の肉体を持った傾国な受けなのであった
 しかし,拓海はそんな事実に全く気がついていなかった。ここも究極の受けの重大なポイントである
あくまでも純情可憐なのが至高の受けの基準なのだ
拓海は単純に走りの速さを追求するためのプロジェクトだと思っていたのだが

 プロジェクトDのミ−ティングは週一で開かれる
拓海はメンバ−20人の攻めに囲まれて緊張していた
とはいっても全然攻めとか受けとか気がついていないのだが
「今日も可愛いな,秋名のハチロク」
「ああ,あの初々しさがたまらん,未開発の処女地に一度でいいから俺の雄をつっこんでみたいぜ」
「俺は上の口で思いきりあえがせたい」
怪しげな会話を繰り広げるメンバ−,拓海はそんな周囲に全然気がついていない
涼介が部屋に入ってくると緊張が走った
究極のカリスマ攻めの高橋涼介の説明を皆が真剣に拝聴している
「今回,東堂塾はプロの攻めドライバ−を用意してきた,そこでダウンヒルは拓海に走ってもらう」
どよめきがメンバ−を支配した
いくら拓海が究極の受けといってもプロの攻めが相手である
「それは危険すぎます,もし拓海が負けてそのドライバ−の餌食になったら」
「そうです,涼介さん,考え直してください,まだ拓海には早すぎます」
メンバ−の反対する声を涼介は遮った
「拓海にはプロが持っていない,プロですら勝てない物を持っている,唯それはまだ未開発だから今からレクチャ−を開始する」
ごくり,メンバ−が興奮と期待で股間を膨らませて涼介のレクチャ−を見守った
「さあ,拓海,服を脱いで」
涼介の言葉に拓海は戸惑ってしまう
このプロジェクトが始まってから何度かエッチな事はされたがよく分かっていないお馬鹿な拓海
「速さを追求するためだから」
という涼介の言葉に騙されてしまうのだ
恥ずかしそうにもじもじする拓海に涼介が再度声をかけてくる
「プロジェクトのためには必要なんだよ,男同士なんだから恥ずかしいことはないだろう」
そう言われると男のくせにもじもじしてしまう方が恥ずかしい気がしてしまう
拓海がそれでも躊躇していると涼介がズボンに手をかけてあっという間に下半身をひんむいてしまった
さすがカリスマ攻め,見事な手際である
20人はいるメンバ−の視線が拓海の下半身に集まる
「やあ,恥ずかしい」
頬を染める拓海に涼介は断言する
「拓海はこの10倍はいるギャラリ−の視線を浴びながらバトルしなければいけないんだよ,これは注目されることに慣れるためのレッスンなんだ」
そう言われるとそうなのかな?っと思ってしまう拓海である
素直なのも究極の受けの要素の一つだ
後ろから拓海をだっこして涼介は拓海の足を大きく広げさせた
ごく,
メンバ−が息を飲んで一点を見つめた
「拓海はまだ見られる快感に慣れていない,それではあの大勢の攻めギャラリ−の視線に萎縮してしまうからね,
特に藤堂塾は有名な攻めチ−ムだ,そこで今回のレクチャ−はそこをポイントとする」
よく分からない涼介の説明だが拓海は素直に頷いた
「一人一分の時間内に拓海の蕾をほぐさせてやるのだ」
涼介に後ろからだっこされている拓海の蕾にレッドサンズのナンバ−が近づいた3
「ひゃっなにっいや」
ナンバ−3は拓海の蕾に舌を這わせてくる
くすぐったくてなんか変な気持ちで拓海が逃げようとするのだが後ろから涼介に足を抱え上げられて逃げられない
 横ではストップウオッチを持った史浩が時間を図っている
一分間の間に自分の持っている技巧の全てを使って拓海の秘孔を嘗め解していく
ぺろぺろくちゅくちゅっ
ナンバ−3の後にはナンバ−4,ずらりと列をなして拓海の蕾を味わう興奮にメンバ−20人は股間を膨らましていた
奥を嘗められたと思ったら入り口を別のメンバ−に弄られる
「やっああっいやっそこは」
 しかし拓海がイくことは出来なかった
レッドサンズのチ−ムカラ−の真紅のリボンが拓海の果実の根本にぎっちりと巻きつけられて放出を防ぎ止める「ああん,そこっ駄目,あっああぁ」
ナンバ−20が終わる頃には拓海は涙で顔をぐしゃぐしゃにして快楽に溺れていた
「イきたいのぉ,もう我慢できない」
腰を振りながら背後の涼介にすりつけてくる
「すっかり解けたようだね,拓海,何が欲しいのか言ってご覧」
涼介の言葉に拓海は羞恥心を煽られたようだ
先走りの蜜が真紅のリボンを濡らしている
「あ,涼介さんの,これっいれてぇ」
拓海の返事に満足した涼介は20人の唾液ですっかりぐしょぐしょになっているそこに押入を開始した
嘗め解されてとろとろになっている秘孔にゆっくりと怒張した雄が入ってくる
「あああっいいっっいやぁ」
いくら嘗め解されたといっても涼介はカリスマ攻め,その大きさは並ではない
レッドサンズ一の,ということは全国でも有数の大きさと太さと長さと持久力とテクニックを誇る雄が拓海の中に入ってくる
「いやっ裂けるっ壊れちゃう」
あまりの快感に拓海の意識が遠のいた
それを許さないかのように涼介は根本まで一気に貫いた
「あああんっひいぃ」
前は塞き止められているというのに拓海は絶頂で悶絶失神してしまう
「くっきついな,さすが拓海だ,奥できゅうきゅうと締めつけてくる」
涼介が拓海の内部を事細かに説明した
「入り口がきつくて挿入は無理かと思われるのに内部は襞が絡まってくる,数の子とかみみず千匹とはまさにこのことだ」
レッドサンズのメンバ−はかたずを飲んで涼介の動きを見守った

「ちょっと待ったあ,俺の事を忘れてもらったら困るぜ」
今までFDの中でふて寝を決め込んでいた啓介が登場
拓海の正面に回り込むとジ−っとジ−ンズの入り口を開けてきた
「ナンバ−2の特権だぜ,なんたって俺は ダブルエ−スなんだからな」
そう言うと拓海の可憐なお口に雄を突きこんだ
「うっいいぜ 俺達はダブルエ−スだからな」,
啓介の雄が拓海の唇を,口内を蹂躙する
 ここで説明しよう,究極の受けの拓海の蕾,下のお口は究極の攻めの涼介独占状態である
そしてナンバ−2の攻めは上のお口を独占できるという特権が与えられていた
もちろんこのままで終わるつもりは無い啓介,いつかは攻めのナンバ−1になって拓海の上も下も独占したいという野望を抱いているが今の所涼介によって阻止されている
「うっいいぜ,拓海」
啓介が呻いた
拓海はもう何をされているのか分かっていない
啓介はこの行為をダブルエ−スの意志を交流させるために必要不可欠だと言っていたが・・・
おばかな拓海はそれを信じて目の前にあるキャンディスティックを頬張ることに専念している
ぺろりっと嘗めて口の中に入れてみるがそれは大きくて先端を含むのがやっとだ
さきっちょをぺろぺろと嘗めながらかさの部分に舌を這わせてみると大きく啓介の物は容量を増した
「最高,そう,いいぜ,上手になったな」
啓介に誉められて何故か嬉しくて拓海は更にぺろぺろしてみた
「男のものしゃぶるのが好きなんだろ,俺のは美味しいだろ」
啓介の言葉に拓海は素直に頷いた
「うん,美味しい,すごい,啓介さんの大きい」
さすがはレッドサンズナンバ−2
涼介程ではないがそれは一般の攻めよりも数段の大きさと太さで拓海のお口を蹂躙してくる
 後ろの蕾の次に性感帯である口内を啓介の雄が攻めてきた
「やああんっもうだめなのぉ,我慢できないぃ」
後ろの蕾に埋め込まれた涼介は動いてくれない
動いて,さすって突き入れてくれたらもっとすごい快感がやってくるのに
「涼介さん,動いてぇ」
どくんどくんと拓海の内壁が収縮する
 しかしにっこりと微笑んで涼介は次の指令を発した
メンバ−の誰が選ばれるのか,緊張が走る
「ここで俺が動いてはレクチャ−にならないからね,
松本,拓海のメンテナンスをしてあげなさい」
周囲の攻めの口惜しそうな舌打ちの中,メカニックの松本が近寄った 
上のお口は啓介が,下のお口は涼介が独占している拓海の肢体だがメカニックにはメカニックの強みがある
松本は拓海に近寄ると躊躇いもせずにその果実を口に含んだ
「ひっああんっそこぉ」
拓海の嬌声が辺りに響いた
松本は一心不乱に拓海の果実を嘗め上げる
真紅のリボンで防ぎ止められているそれは悲しみの涙を滴らせた
すっぽりと松本の口でしごかれたと思ったら陰嚢を歯で甘噛みされる
「あ.ふうぅっもっとぉ」
拓海の腰が左右に揺れ動き埋まっている涼介を刺激した「どうだ,松本」
涼介の問いかけに松本は生真面目に答える
「最高の逸材です,だが右が感じすぎるためにバランスが崩れています」
松本は答えると同時に作業服から一本のドライバ−を出してきた
普通よりも細いそれに松本はオイルをなじませる
「いやあぁ,あうっ」
拓海が悲鳴をあげてのけぞった
ドライバ−は拓海の先端のくぼみに押し当てられずるずると尿道に入り込んでいく
オイルをなじませてあるため傷つくことは無いがそれは拓海を狂わせるには十分であった
「ひっああぁっ感じる,そこがいいのぉ」
ドライバ−をくりくりと動かされるたびに拓海の蕾が涼介を締めつけた
「ほらっ拓海,こっちのお口がお留守だぜ」
啓介のものは今にも弾けんばかりの勢いだ
先端からにじみ出てくる液でぬらぬらと光るそれで拓海の頬をぴしゃぴしゃと叩く
「しっかり加えてしゃぶるんだぜ,そう,その調子」
啓介のものを唇に,涼介の雄を蕾に受け入れたまま松本のドラテク(ドライバ−テクニック)に翻弄されて拓海は壮絶な快感に溺れていた
(これが速さを追求するためなの?よくわかんないけど気持ちいいよぉ)
あまりの快楽に唇がきゅううっと啓介を吸い上げる
「うっ拓海,もう我慢できねえ」
啓介が眉を潜めると拓海の唇から自身を引き抜いて思いきり顔に向かって発射した
「最高,やっぱ拓海は究極だぜ」
息を荒くしながら拓海の頬に降りかかった精液を塗り付ける
この後一歩のところで我慢が足りないのが啓介がナンバ−1になれない理由なのだが・・・
「松本,もういい」
涼介の言葉に松本は名残惜しげにドライバ−を引き抜いた
これから究極の攻めの華麗なるテクニックが披露されるのだ
「拓海,これからの俺の動きを体で覚えるんだ」
そういうと涼介は注押を開始した
ぐちゅぐちゅという淫猥な音と共に涼介の雄が抜き差しされる
「あああっひいっいいっ死んじゃうっすごいっこんなの初めて」
ずるるっと引き出されると同時に前立腺を突き弄られる体中が性感帯になってしまったような感覚
涼介の男しか考えられなくなる
「あっふうぅっいいっいいよおぉ」
「拓海,俺の動きに併せて,そういいね,上手だよ」
涼介に腰を抱え上げられて左右に振られる
前後に,そして拓海の体は左右にゆすぶられ大きく蕾を広げさせられた
「そろそろ限界だな,啓介,拓海のリボンをほどいておやり」
涼介の言葉に待ってましたと啓介はいそいそ果実を彩っているリボンに手をかけた
手をかけると同時に口に含みころころと転がしてやる
シュッという音と同時に甘い蜜が啓介の喉を潤した
もちろん後ろの蕾には涼介のエキスが降り注がれる
「あああぁ,」
言葉にもならない悲鳴と共に拓海は本日数度目の意識を飛ばしたのであった

「さすが白い彗星,涼介さんだけのことはある」
「ああ,目から鱗が落ちるくらいの見事な攻めだったな」
「秋名のハチロクもよくレクチャ−についてきた,それでこそ究極の受け」
メンバ−は感嘆のため息をもらす
この選び抜かれた攻め達も今回の涼介のカリスマテクニックには開眼させられたようだ
「それにしても」
メンバ−の一人がため息をついた
「一度でいいから秋名のハチロクとバトルしてみたいぜ」
その台詞にメンバ−全員が頷く
だが今の所,拓海の蕾はナンバ−1が独占している
涼介を超えないと拓海とのバトルは出来ないがやはりそれは無理な話だ
メンバ−はそれぞれに深いため息と共に家路についた
今晩のおかずは拓海の壮絶な乱れっぷりである


 ついに藤堂塾とのバトルの日がやってきた
相手はプロの攻めドライバ−である
今度という今度はDも危ないのではないかという噂が走り屋をかけ巡っていた
「準備は出来たかい?拓海」
ハチロクのシ−トで縮こまっている拓海に涼介は優しく問いかけた
真っ赤になりながら小さく頷く拓海
「さすがは俺が選んだメカニックの松本だけの事はある,この前のレクチャ−で得た拓海の情報から最高の道具を造り出してくれたね」
涼介の言葉に更に真っ赤になって身を震わせる拓海である
先程から下肢が疼いて腰が揺れてしまうのを押さえられない。
「バトルに支障が無い大きさでありながら拓海のうるんだ内壁を満足させてくれる道具だ,今日のバトル,これで勝ったな」
賢明な読者の皆様はもうお分かりだろう
拓海の蕾には松本お手製のピンクロ−タ−が埋め込まれていた
「なんでこんな物入れて走らなきゃいけないんですか」
素朴な疑問を持つ拓海に涼介はにっこり笑って一言
「究極の走りを追求するためだよ」
実は前回,この言葉に騙されて拓海は亀甲縛りをされたまま(服に隠れてギャラリ−にはわからない)バトルさせられてしまった
その時快感のあまりコ−スレコ−ドを作ってしまった拓海,だからすごく怪しげな涼介の説明に半信半疑ながらも頷いてしまう
快楽と羞恥で頬を染める拓海に藤堂塾のメンバ−はめろめろだ
「俺は勝つ,プロだからな」
股間を膨らませていきりたつバトルのお相手
「カウント始めるぞ,10,9,8,7,6,5,4,3,2,1,スタ−ト」
藤堂塾秘蔵のデモカ−とハチロクのバトルが開始した


「ああんっいやあぁ,こりこり動くのぉっいやあん」
ドリフトを決める度に内部のロ−タ−が振動して拓海の微妙な一点を突いてくる
「あんっああぁ,もうイっちゃうぅ」
キれた拓海の走りは神の域に達している
それはプロのドライバ−といえど適う相手では無かった


 はあはあと息を乱してぐったりとしている拓海に涼介が労いの言葉をかける
「ご苦労だったね,拓海,この峠でもコ−スレコ−ドを作ったよ」
そして座席を見るとくすりっと笑う
ゆでたこの様に真っ赤になる拓海
ハチロクのシ−トは拓海の放ったものでぐっしょりと濡れていた
「我慢できなかったんだね,いけない子だ」
「だって,すごく気持ち良かったんだもん」
小さい声でごにょごにょと言い訳する拓海は壮絶かわいらしい
「ようやく拓海もバトルする快感を覚えてきてくれたようだね,嬉しいよ,ところで何回お漏らししちゃったの」「・・・三回」
周囲のメンバ−と啓介が驚嘆のため息を漏らす
「手強い相手だったぜ,拓海が三回もということは余程の接戦だったんだろうな」
啓介の言葉に皆がうんうんと首を振った
「それでどこのコ−ナかな」
涼介が広げて見せた峠の見取り図に拓海は印をつける
「ここと,ここ,それからここがすごかった」
「そうか,ここがこの峠のキ−ポイントなんだね,ご苦労さん,拓海,ホテルに帰ったらゆっくりご褒美をあげるからね」
涼介の言葉にこれ以上は無いほど赤くなる拓海
そんな初々しい仕種を忘れないこの究極の受けダウンヒルキラ−にプロジェクトDのメンバ−は,そして峠の走り屋はめろめろなのであった

「次のバトルはいつかな?楽しみだぜ,プロジェクトD:
「俺絶対見逃さないぜ,次はどんな攻めが対戦相手なのかわくわくするよな」
「拓海ちゃんが一戦ごとに色っぽくなっちまってもうたまらん」
口々に感想をいいながらギャラリ−は勝者に拍手を送る
「負けたぜ,プロジェクトD,だが何故か負けてもすがすがしい気持ちだ」
負けた相手も拓海の虜になってしまったようだ
究極のカリスマ攻め,高橋涼介が厳かに宣言する
「どんな相手がきても俺達プロジェクトDは負けない
我はと思う攻めは俺達に挑戦してくるんだな,いつでも受けてたとう」
涼介に抱きかかえられて拓海は頭痛を覚えた
「あの−,バトルするのは俺なんですけど」
至高の受けの受難は続く

 すごいカルトな話,ごめん

 


[高橋涼介のレクチャ−2]

 ここは前橋のとある豪邸,そこの一角では究極を追求するミ−ティングが行なわれていた
メンバ−20人の攻めに囲まれて拓海はおやつの豆大福を頬張っている
「ほら,拓海,豆大福ばかり食べていないでお茶も飲みなさい」
「拓海ちゃん,寒くない?暖房強くしようか?」
かいがいしく拓海につくすメンバ−達,受けとか攻めとか解かっていないは攻めメンバ−の妄想に気がつくはずもなく,いいお兄さん達だなあ,としか感想はなかった
。どんなにエッチなことをされちゃったとしても全然気がつかない鈍感さが至高の受けの条件なのだ
「拓海はオ−トバイを運転したことはあるかい?」
突然の涼介の質問に拓海はぷるぷると首を振った
「いいえ,俺のうちは配達用のハチロクがあるだけだから,友達のいつきとかは原付き持っているんですけど」
拓海の可愛らしい返事に周囲のメンバ−がなごんでしまう。
涼介も優しく微笑みながら拓海の髪の毛を撫でてくれた
「そうなのか,それなら一度オ−トバイのレクチャ−も受けておいたほうがいいな,車と違ってオ−トバイは直に衝撃や状況を伝えてくる
,まさに車体と一体になる感覚なんだよ,それは4輪とは異なる運転センスを磨いてくれるだろう」
なんで走り屋がオ−トバイの運転を練習しなければいけないのか?素朴な疑問に涼介は笑って教えてくれた
「論より証拠だ,さあ,今日のレクチャ−はガレ−ジで行なうとしよう」
半信半疑のまま拓海は涼介に連れられてガレ−ジへと向かった


 メンバ−一同が息を飲む音が狭いガレ−ジに響く
中には鼻血を吹いているものもいる始末だ
「すげえ,いろっぺえ,さすが秋名のハチロク」
「あのコ−ディネイトは啓介さんの見立てだな,モデルは峰不二子とみた」
口々にメンバ−が感想を言い合う
そんなメンバ−の視線に拓海が恥ずかしそうに頬を染める
そう,賢明な読者の皆様はもうお解かりだろう
オ−トバイにはライダ−ス−ツ,ピンクのライダ−ス−ツを胸元まで開けている姿は超色っぽい
横で啓介が自慢そうに拓海を抱きしめている
「さあ,今日の拓海をレクチャ−する車体はこれだ」
涼介が言葉と共にマシンを覆っていた布を取り外した
「うげええ−っなんだ,これすげえかっこいい」
「ホンダじゃねえな,マツダでもないし,ハ−レ−っぽいけどこのフォルムは違う,どこの2輪だ?」
「レッドサンズのマ−クしか入ってないぜ」
メンバ−の戸惑いも当然だ
「松本,説明してやれ」
「はい,これは涼介さんよりの指令でプロジェクトDのメカニックの総力を結集して作り上げたハチロクマシ−ンなのです,
ちなみにエンジンはAE86をモデルニロ−タリ−エンジンの長所を取り入れて作りました」
(嘘八百,ごめん)
感動のあまり声もでないメンバ−
「拓海をそこいらの市販のオ−トバイになど乗せられないからね,さあ,拓海,乗り心地を試してご覧」
 涼介の言葉に促されて拓海はおずおずとそれにまたがった。
「ひゃっなにこの座席,普通と違う」
微妙に凹凸があり足の付け根になじんでくるその感覚,
「拓海の股関節のデ−タ−を元に作った専用のシ−トだよ,どうだ?」
「なんかむずむずして変な感じです」
「それはまだオ−トバイに慣れていないからだよ,さあ,エンジンをかけてご覧」
涼介の言葉に従って拓海がエンジンを入れた


ウオ−ンウオ−ンブルルンブルルンッ

「あっいやあぁっなにこれっあん」
いきなりダイレクトに振動が伝わってくる
びっくりしすぎて声が裏返ってしまうのを押さえられない。
「ロ−タリ−は独特のエンジン振動だからね,さあ,足でぎゅっと挟み込んでエンジンのうねりを感じるんだ」
ブルンブルンと小刻みに下半身へ衝撃が走る
「こっこんなのが車の運転に関係あるんですかぁっああんっいやあぁ」
ぴったりとしたライダ−ス−ツは拓海の体の変化を顕著に知らせてくれる
「当たり前じゃないか,これはレクチャ−なんだよ,こんなこと伊達や酔狂で出来るわけがない,これは究極の走りを追求するために避けて通れない道なのだ」
なんか全然よく解からない説明だがそれを信じてしまうおばかな拓海
ドクドクドクッ下半身に熱が集中する
しらずに感じるところにシ−トを押しつけてしまう
「あっああっ感じるのぉっエンジン音を,ロ−タリ−サウンドがあぁ」
とろりっとあふれ出る蜜がライダ−ス−ツとシ−トを濡らし始めた
「あっふうぅっあん」
拓海の腰がエンジンの振動と共に揺れ動く
「もうエンジンと一体化しているようだね,本当に拓海は筋がいい」
涼介が微笑みながら拓海の腰に手を当てた
「そんなに腰を振っては駄目だよ,オ−トバイの場合はバランスが大切なんだ」
そう言うと揺れる拓海の腰を押さえつけてシ−トにぴったりと密着させる
「ここで感じるんだ,解かるだろう」
どくどくどくっと下から突き上げられる感覚
「いやあぁっいいっいっちゃうぅ」
悲鳴を上げて拓海がのけぞった

「よくがんばったね,いい子だ」
オ−トバイから下ろされて涼介に抱きかかえられる
「あっすいません,せっかくレクチャ−してもらっている最中に気絶なんてしちゃって」
真っ赤になって恥ずかしそうに涼介の肩に顔を埋める拓海は壮絶色っぽい
周囲のメンバ−からは感嘆のため息が漏れた
「いいんだ,拓海にはまだ早すぎたんだよ,俺も急ぎすぎたようだ,もっと時間をかけて慣らしていこうね」
「はい,涼介さん」
「今日のレクチャ−はこれで終了する」
涼介の言葉にメンバ−が後片づけを始めた
拓海は涼介に抱きしめられて浴室へと向かう
汚れてしまった下肢をきれいにするためだ
それがまた恥ずかしくて目がうるうるしてしまう拓海に涼介は甘くささやいた
「ところで拓海は乗馬をしたことはある?」


  ああ,変態ですいませ−ん

 


[高橋啓介のリベンジ]

 ここは群馬のとある旅館,三ツ星クラスの旅館を貸し切りにしているのはあの有名なプロジェクトD
今回の遠征は遠出なので2泊3日の泊まり込みである
もちろんバトルはDの圧勝,ヒルクライムの攻め啓介もダウンヒルの受け拓海も神業のテクニックで相手を恐怖と煩悩にたたき落としたのであった

「い−よな,拓海ちゃん独占だもんな,涼介さん」
「今頃二人だけで祝賀会やってるんだぜ」
「ちくしょ−うらやましい,ううう,拓海ちゃんともっと飲みたかったぜ」
「酔うとほんのり全身が染まっていろっぽいんだよな」「うう,思い出したら催してきたぜ」
「ば−か,ビ−ルのみすぎだぜ」
口々に今回のバトルをたたえながらも今頃拓海は涼介にあ−んな事やこ−んな事されちゃってるんだろうな,と妄想と酒にひたるメンバ−である
 祝賀会が始まって半時程,涼介は拓海を抱きかかえるようにして部屋にひっこんでしまったのだ
「バトルして拓海が興奮しているからね」
と甘ったるい声でメンバ−に断わりを入れる涼介が憎い涼介の横で拓海が濡れた瞳をしている
「うう,バトルで興奮した拓海ちゃんってすけえんだよなあ」
「この前隣の部屋だった松本達の話だとすげえらしいぜ,いやまじで,声聞こえてくるだけで腰抜けたって言ってたからな」
「うらやましい−っちくしょ−っ拓海ちゃんは俺達のアイドルなのに」
「仕方ないよ,だって涼介さんには適わないからな」
「究極の攻めだもんな,くすん」
そんなメンバ−の戯言を聞きながら啓介はじっと酒を飲んでいた
どこか野望を秘めた視線をしながら

 深夜,皆が寝静まっている
拓海はそっと大浴場へと急いでいた
「この時間なら誰もいないよね」
先程までさんざんなぶられた体が疼いている
涼介のもので限界まで拡がされて最高のご褒美を頂いてしまった
夜中に目が覚めると傍らで涼介は熟睡している
確かレポ−トで徹夜をしていたと言っていたっけ
だから拓海は涼介を起こさないようにとそっと抜け出したのだった
部屋についていた内風呂を使ったら涼介が水音で起きてしまうので大浴場を使うしかない
代えの下着と浴衣を手に,拓海は体を清めようと浴室の扉を開いた


 ガラリッ

「うわ−っ藤原−っどうしてこんなところに」
慌ててその場でたらいに足を突っ込んで転げ回ってしまったのはお約束の人物
「ケンタさん,どうしたんですか?こんな夜中に」
そう,夜中に怪しげに一人隠れて風呂に入っていたのはプロジェクトDのミソッカス,パシリの中村ケンタであったのだ
「そっそういう藤原こそどうしたんだよ,」
 あわてふためくケンタの質問に拓海がほんのり頬を染めた
「涼介さん,よく寝てるから,そのこっちのお風呂に入ろうかなって思って」
しきりに股間をタオルで隠しているケンタ,しかし拓海はあんまりよく解かっていないのでケンタの横に座ると体を洗い始めた
ごしごしごしっ
横ではケンタが鼻血だらだらで目をらんらんと光らせている
(ひえ−っあんなとこやこんなとこにもキスマ−クがある,さすが涼介さん,でももうこれキスマ−クの域を超えているような)
拓海の性感帯を教えるかのように全身びっしりとキスマ−クの嵐
むくむくむくっケンタの幼い息子が元気になるのも無理はない
「そういえば,ケンタさんなんでこんな時間に一人で入っているんですか?」
素朴な拓海の質問に真っ赤になったり真っ青になったりと忙しいケンタ
ケンタとしてもやむにやまれぬ事情でこんな時間にしか風呂に入れなかったのだ
その事情とは,くすん,情けないがケンタの息子はお子様なのである
こんな貧弱な息子で攻めメンバ−と風呂に入ったら笑われるに決まっている
密かな苦労をしている中村ケンタなのであった
なのに,なのにこんなところでマイエンジェル拓海に会うだなんて神様のいじわる
いつもつっかかっているがケンタは拓海をエンジェルと呼んで夜のおかずにしていた
将来,童貞を捨てるときは藤原がいいな,なんて妄想を抱いていたのに,
横の拓海はケンタの煩悩に気がつかないで涼介にマ−キングされた体を見せつけてくれちゃって
ううう−っちくしょ−ったまらん
あそこに血が溜まっているのがわかってケンタが真っ赤になりながら歯をくいしばっていると横から拓海の戸惑いの視線が入ってきた
体を一通り洗いおえて何故か拓海はもじもじしている
普段はとろいケンタだがこの時ばかりはぴんっときた
「それじゃ,俺,先にあがっているからな」
そそくさと前をかくして脱衣所に向かうケンタに拓海はほっとした顔をする
ガラリっと扉を閉めてケンタは大きくため息をついた
「そうだよな,俺がいちゃ洗えねえもんな」
涼介のエキスをたっぷりそそがれた蕾を想像して鼻血を更に噴き出してしまうケンタ,若いねえ
「あっやべっあれ忘れた,あれだけは」
浴室にあれを忘れたことを思い出してケンタは真っ青になる
あれとは通信販売で購入した包茎矯正筋肉増強グッズである
毎日風呂に入った時にそれであれを鍛えてやるといつのまにか立派ななにになっているという超怪しげなものだがケンタは愛用していた
(女の子向けの豊胸グッズみたいなもの)
「わりい,藤原,忘れ物を・・・」
ガラリっと扉を開けて固まってしまうケンタ
「うああっケンタさんのばか−」
拓海はなんと,美味しいことにシャワ−を蕾に押し当てて涼介の精液を掻き出している最中だったのだ
あまりのショックに拓海が呆然としてしまう
「ごっごめんっわざとじゃないんだ」
ショックのあまりケンタは前のタオルが落ちたことも気がつかず平身低頭平謝り
「ほんとに?」
目をうるうるさせてぺたんっと地べたに座り込んでいる拓海は壮絶色っぽい
うっやべえ,俺まじで我慢できない
ここで手を出したら涼介さんと啓介さんとメンバ−に殺されるだろう
(殺されてもいいかも)
ケンタがよろよろと拓海に手を伸ばした
「ふっ藤原,うまく洗えてないんだろ,俺が洗ってやろうか?」
ぜえぜえはあはあ,息があらくてケンタさん恐い
「でも,そんな,大丈夫ですから」
ちょっと恐くてお断わりしようとする拓海をケンタは説得にかかる
「え−っ一人でうまく洗えなくて中に残っちゃったら明日腹下すぜ,すげえ苦しいんだぞ」
ケンタの脅しに蒼白になる拓海
そういえば涼介さん終わった後いっつもぺろぺろしてきれいにしてくれたのはそういう意味があったからなのか
「な,な,恐いだろ,だから俺が,この中村ケンタ様が奇麗にしてやるからな」
言うと同時に拓海の足をぐいっと持ち上げて大きく広げた
「やあんっ恥ずかしいよ,これじゃ赤ちゃんだよ」
「恥ずかしくなんかないぜ,洗ってやるだけだからな」どっどっどっケンタ我慢の限界
夢にまで見た拓海の蕾が目の前に
鼻息も荒くその処女地に唇を寄せてつついてみた
「あああっやあっあん,こぼれちゃう」
きゅっとすぼまったそこからとろりっと涼介の蜜があふれ出してきた
「すげえ,とろとろのぐしゃぐしゃじゃん」
よく爪の垢でもせんじて飲めとか言うけれど涼介さんのこれせんじて飲んだら俺も少しは大きくなれるかな
常識で考えたら絶対そんな事はないのだが,究極の攻めなだけにないとも言い切れない
胸を高鳴らせながらケンタが再び舌でれろれろしようとしたその時,真打ち登場

「なにやってんだ,ケンタ」
ひええええ−っブリザ−ドの嵐
あまりの恐怖に固まっているケンタをじろりと睨み付けるのはレッドサンズナンバ−2
「オメエ,俺と兄貴に内緒で拓海になにするつもりだったんだ?ええ」
どすのきいた声でケンタを脅しまくる啓介はやくざなんかよりもよっぽど迫力がある
「拓海も,こんなところで遊んでいたら湯冷めすっだろうが,ケンタ,タオルとってこい」
「はっはいっ」
わたわたとタオルを取りに走るケンタ,可哀想に
「やあっあんっ」
ちゅぷっと啓介の指が蕾に潜り込んだ
「ここ洗ってもらう最中だったのかよ,全くやらしい体してんなあ,拓海ちゃんは」
くいくいと指で中をかきまぜる
「あんっ啓介さんっやあんっそんなに動かしちゃ駄目だってばっああん」
「ほら,奥まで全部出さないと明日お腹痛くなっちゃうぜ」
ぺろりっ生暖かい舌が入り込んできた
「けっけいすけさんっそこはいいから,あっふうぅ」
「何つよがってんだよ,ちゃんと嘗めて奇麗にしてやるからな」
奥を舌で何度もえぐられる
「ふうぅっいいっすごいっいいよおぉ」
腰が揺れるのを押さえられない
拓海は太股できゅっと啓介を挟み込んだ
「すげ,兄貴のあいかわらず濃いなあ,それに大量だぜ,なあ,何回やられたんだ?」
「あうっわかんないよっそんなのっあん」
絶頂が近いらしくしきりに首をふりながら腰をすりつけてくる。
「俺の舌で天国いってみるかっ拓海」
「ああっ連れていってぇっけいすけ」

 ガラリッ

 突然浴室の扉が開かれる
「あっ兄貴っどうしてここが」
「ふふふ,こんなこともあろうかと拓海の体内には発信機が取り付けられているのだ,さあ,啓介,拓海が迷惑をかけたね」
強引に所有権を発動させて啓介から拓海を奪いかえす涼介,
そのこめかみは怒りにひくついている
(やべえ,兄貴きれてる)
「あん,りょうすけぇ」
快楽のあまりぼ−っとしている拓海をバスロ−ブで包むとお姫様だっこしてくれる
「拓海は湯当たりしちゃったんだよ,だから啓介のあんな稚拙な愛撫にも感じちゃったんだね」
一刀両断で啓介を叩き切る兄はまじ恐い
「さあ部屋に帰ろう,そうしたらいっしょにお風呂に入ってきれいきれいしてあげるからね」
恐怖と屈辱でふるふる震える啓介を残して涼介は拓海を連れ去ったのであった

「ちくしょ−っこのリベンジはきっと必ずしてみせる」大浴場で啓介は吠えるがその声は拓海にはまだ届かない
啓介がナンバ−1になれる日はやってくるのだろうか


  ひょっとしてこのシリ−ズって涼拓?

 

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