緊縛
連邦軍との軽い衝突があった後、機体から降りたアムロは急ぎ足で部屋に戻った。
「はあぁっ」
息が荒い。
体が火照るようだ。
その時、ドアをノックする音がした。
「アムロ、開けたまえ」
クワトロバジーナの声だ。
アムロは唇を噛んだ。
「何か用?僕は疲れたから休みたいのだけど」
クスリッ
ドアの向こうから嘲笑が聞こえる。
「その体で眠れるわけないだろう、開けたまえ、アムロレイ」
「いやだ」
アムロは首を振る。
「開けないと強引に入るぞ」
「蹴破ろうというのか?」
「そうだな、それもいいが」
アムロが何の操作もしていないのにドアが開く
驚くアムロの前にはクワトロ、あの赤い彗星が立っていた。
「君の部屋の暗号コードなぞとうに解読してある」
自慢げなクワトロの微笑にアムロは悔しげに吐き捨てた。
「ならばさっさと入ってくればいいだろう」
「君に迎え入れて欲しかったのだよ」
そういいながら強引に部屋に割り言ってくる。
アムロは少し怯えた顔で部屋の奥へと逃げた。
部屋に入り込んだクワトロは微笑を浮かべながらアムロに近づいた。
「まだ服を着替えていなかったのかね」
アムロはノーマルスーツの襟元すら緩めていない。
「私がいるからといって気兼ねすることはない」
「出て行ってくれ」
しかしクワトロは笑いながらアムロに近づいた。
「この状態では君も辛いだろう」
そういうと嫌がるアムロの手を掴み開いた片手で一気に前のファスナーを降ろした。
「あっ見るなっ」
「いい眺めだな」
服の間から見えるアムロの肌にクワトロは目を細めた。
アムロはノーマルスーツの下に何も来ていなかった。
いや、正確には何も付けていないのではない。
その美しい肌を這うように麻布が締め付けられていたのだ。
「縛られたままであれだけの戦果を挙げるとはさすがアムロレイだ」
クワトロの言葉にアムロは顔をゆがめる
「あんたがやったんじゃないかっ」
「そう、私以外誰が君にこんなことを出来るというのかね」
楽しそうにアムロの肌を撫で回しながらクワトロは囁いた。
戦闘前、嫌がるアムロを押さえつけ縄をかけたのは自分だ。
美しい肌に菱縄と呼ばれる縛りはよく似合った。
亀甲縛りに良く似ている縛の方法だ。首にかけた二つに束ねた縄を股間から背中に回し、正面の縄を開くように固定し胸のあたりにひし形を作る。縄目が美しいのでアムロの肌に見栄えがする。それだけでは足りないので股縄も使い下半身を縛り上げた。
「とても綺麗だよ、アムロ、よく似合っている」
クワトロはそう言いながら手を服の中に忍び込ませた。
「あんっやぁっ」
アムロはとたんに体を震わせる
「濡れているね、戦闘中だというのに感じてしまったのか?」
からかう様な口調にアムロは唇をかみ締めた。
戦闘中、MSからの振動と、縄がこすれる感覚が気持ちよくてアムロははしたなくも先走りの蜜をこぼしていた。
もし股縄をしかけられていなかったら何度も射精してしまったことだろう
「変態っなんでこんなことするんだよっ」
屈辱で涙交じりになりながらアムロはクワトロを罵倒する
「いつでも私のことを考えていてほしかったからね」
冗談めかしてクワトロは言うが目が真剣だ。
手はアムロの股間を弄り、苛みながら口付けてくる。
「戦闘中であろうとも、何時いかなるときも私の事以外に気をとられるのは許せない」
クワトロの言うことに思い当たったアムロは顔を染めた。
「カミーユの事?彼とは別にそういう意味じゃないっ」
「だが戦闘中、君とカミーユの意識がつながりやすくなるのは事実だろう」
悔しげに言い放ちクワトロはアムロのノーマルスーツを脱がせにかかった。
「あっいやっ」
嫌がるアムロの抵抗を抑え込みクワトロはアムロの耳朶に口付ける
「これでも私は嫉妬深い男だのだよ」
「だからってこれはやりすぎっああぁっ」
ついでに変態すぎる
「君が魅力的すぎるからいけない」
「変態っ変質者っ」
そう悪態をつきながらも縄で戒められた肢体をクワトロの舌で嘗め回されて・・・・
アムロはいつもの三倍感じてしまったのであった。
いやーノーマルスーツの下に縛りって萌えるよねというだけの話
Hはリハビリ中なので・・・ぬるくても許してください、