擬態56

震える手で触れた肌は柔らかく弾力がある。
伸ばした指先がアムロの胸に触れた瞬間、感電したかのように怯え離れた。
「どうしたの?カミーユ」
誘う声に導かれ、 今度はそっと、ゆっくりとあらわになった胸に触ってみる。
女と違う男の身体。
自分と同じ作りなのに何故こんなにも興奮するのだろうか。
白く艶やかでそそられる。
寒さのせいか胸の飾りはつんっと尖っている。
指先で触れるとアムロが身動ぎした。
綺麗な薄紅色をしたそこがカミーユを誘う。
「アムロ・・・さん」
まるで赤子の様に唇を寄せる。
舐めて吸い付く。
ミルクなど当然出るわけが無いが甘いと感じた。
精神が幼児退行しているのだろうか。
こうして乳首に吸い付いていると不安が消し飛んでいく。
ちゅうちゅうっと音を立てて吸い上げると悩ましい吐息が聞こえた。
「カミーユ、あっそれだけでいいの?満足するの?」
カミーユの口の中、ますます赤く色づき固く尖ったそれはアムロが感じている事を伝えてくる。
顔を上げると見下ろしてくる瞳と目が合った。
潤んだ目の下には唇がある。
赤く色づいて悩ましい吐息を漏らす唇が・・・
誘われるようにカミーユはそこにも吸い付いた。
初めての口付け。
幼馴染の女の子ともしたことが無い。
初めてのキスはカミーユを夢中にさせた。
お世辞にも上手いといえない行為。
だが稚拙なりに情熱的で荒々しい舌使いにアムロはうっとりと瞳を閉じた。
ぴったりと密着した体はお互いの熱を伝えてくる。
アムロの太股にあたる固い感触。
それはしきりに小刻みを繰り返している。
キスをしたままカミーユは位置をずらしてきた。
「あっああぁっカミーユっ」
固い雄がアムロの股間にあたる。
服の上からこすり付けられ煽られる。
若さゆえテクニックなど無いが熱をダイレクトに伝えてくる。
恋愛の駆け引きも知らない、愛撫の意味も判っていない我武者羅な愛情。
全てを欲しがる子供をアムロは抱きしめた。
「いいよ、カミーユ、すきにして」
全てを教えてあげる。
アムロの呟きはカミーユの唇の中へと消えた。


えーしばらくエロなので裏に潜ります。よろしくです