ミサ、もう一人のキラ
キラの偽者、第二のキラ
Lと月は今、ミサと相対していた。
「夜神君、私は彼女の本名をしっています」
Lはミサを見るなり断言した。
「えっなんだって」
まさかLは死神の目を持っているのだろうか?
驚く月にLは断言する。
「彼女の名前は黒井ミサです」
「・・・・・」
どうしてLははっきり断言するのか?
「黒井ミサとこのミサはやっていることが同じです」
確か黒井ミサも魔女で人を殺しまくっていたっけ、
だが一言いいたい。
L、お前のプロファイリングはそのレベルなのか?
月はこめかみを押さえて耐えた。
目の前ではミサが憤慨している。
「ちょっとあんな辛気臭い女と一緒にしないでよ、あたしの方が百倍可愛いんだからね」
「君より夜神君の方が一万倍可愛いです」
「なんですって、女の敵ね、あんたホモでしょう」
「ホモじゃありません、キラ専門です」
「ちょっと、あんたライト様に触んないでよ」
そうなのだ、ミサは突然月のところに押しかけてきたのだ。
「あたし、ライトさまのファンなんです」
にっこりと笑う彼女は月がキラだという事を知っているから邪険には出来ない。
出来ないけれど、だけれども
「夜神君は私のものです」
「ライト様はミサのだからね」
不毛な争いを続けるLと偽キラ
月はこっそり心の中で呟いた。
(エコエコアザラク、誰かこの二人をなんとかしてください)
「馬鹿」を読んだ時、多分みんなこの名前を思い浮かべただろうな、というべたねたでした。