夜神月、18歳、ごく普通の男子高校生
確かに全国模試一位の頭脳と人を惹きつける美貌を兼ね備えてはいるが所詮はそれだけの人間だった。
あのノートを拾うまでは。
DEATH NOTE、デスノートと呼ばれるそれは人の命を操ることが出来る。
死神のみが持つことが出来る死のノートだ。
夜神月がそれを拾ったのは偶然だったのか、運命だったのか?
デスノート本来の所有者であるリュークは言う。
「偶然だ」と
月にはどちらでも構わない。
デスノートはライトの退屈を一掃してくれたから。
デスノートの所有者だったリュークは陽気で明るい死神だ。
見た目はグロテスクな化け物。
なのに好奇心旺盛で林檎が好きで月に懐いてくる様はまるで大型犬。
「それも馬鹿犬」
月の言葉にリュークは首を傾げた。
「犬?俺は死神だぞ」
そう言いながら月にねだる。
「ライト、林檎食べたい」
リュークはしつこい。
月が勉強中だろうがお構いなしに欲しいものをねだる。
椅子に腰掛け勉強に精を出している月の足元で駄々をこねる。
与えるまでは止めない。
「ライト、リンゴリンゴ」
「ふうぅ」
月は計算の途中で手を止めると引き出しを開けた。
そこにはリューク専用の林檎が入っている。
引き出しを開けると甘い香りが漂ってきてリュークはウットリした。
「リューク、涎」
「月、早く林檎食わせろ」
リュークは月の手元に寄ってきた。
そして月の手の中にある林檎を美味しそうに齧る。
シャリシャリッ
甘い香りが辺りに漂う。
林檎を無心に食べるリュークを眺めながら月はため息をついた。
「本当に犬だな」
死神のプライドはどこへいったのか?
リュークは好物の林檎を月に食べさせてもらうのが好きだ。
食べたいのなら自分で食べればいいのに月の手からでしか食べようとしない。
「ライトは俺のマスターだから」
リュークはそう言う。
デスノートを拾った瞬間からリュークは月のマスターなのだそうだ。
月とリュークは契約を交わした共存者。
リュークは月のために人間界にいるのだから、
月にはリュークを養う義務があるらしい。
マスターが与えるのは林檎。
そしてもう一つの好物。
「ライト、腹減った」
リュークは林檎を美味しそうに食べ終えた。
だがまだ物足りないらしい。
「昨日飲んだばかりだろう」
月は辛辣に言うと問題集に目を通す。
リュークはグロテスクなくせに愛嬌のある瞳で月にねだってくる。
「月のはとても美味しいからまた飲みたい」
「しょうがないな」
月は大きくため息を付くと椅子を回転させてリュークの方へ向き直った。
「一回だけだぞ」
そう言いながらジーンズの留め金を外す。
月は慣れた仕草で下着の間から己のものを取り出した。
淡い色の果実。
リュークの好物だ。
「リューク、涎出てるぞ」
呆れた声が聞こえるがリュークは構わずそれにしゃぶりついた。
「いただきまーす」
ぴちゃ、くちゅりっ
淫猥な音が部屋に響き渡る。
リュークは丹念にライトの果実を嘗め回した。
「すごく美味い、ライトの」
「あっんっはあぁ」
死神の舌技にライトは震える。
人間よりもざらついていて大きく長い舌。
それがライトのものに絡みつき、ねちゃねちゃと動き回る。
生暖かいそれはライトの大好きなポイントを心得ている。
「ああぁっん」
先端の割れ目、裏筋の敏感な部分、そしてまだ誰にも犯された事の無い蕾、
リュークはそれらを大切そうに舐めて弄くる。
くちゅっつぷりっ
ライトの蕾を舐めるのはリュークのお気に入りだ。
ここを舐めて前立腺をくちゅくちゅしてあげればライトはとても喜ぶから。
そうするとライトは甘くて美味しい精液を垂れ流してくれる。
リュークだけの甘い果汁だ。
死神は契約者の体液が好物だ。
特に精液は林檎よりも極上の麻薬となって死神を虜にする。
「ライトの蜜は美味しい」
リュークは夢中になってべろべろと嘗め回す。
陰嚢を食むようにしてしゃぶるとライトの体が跳ねた。
「はあぁっいいっ」
とろりっと先走りの蜜は溢れ出す。
べちゃっくちゅりっ
ちゅうちゅうとリュークはライトが与えてくれる蜜を飲み下す。
美味しい。
ライトの果汁はムチャクチャ美味しい。
もっと飲みたい。
全然足りない。
「ああぁっやあぁ」
ずずっとリュークが舌で割れ目を弄ると月は気持ちよさそうに射精した。
「ふうぅ。ああぁ」
快感の余韻か月の果実はまだ震えている。
赤く充血して振るえている果実はとても美味しそうだ。
リュークだけの果実。
ぺろりっとリュークが舐めると月が気だるげに命令する。
「一回だけだと言っただろう」
そして月はリュークに服を調えさせると勉強机に向き直った。
「ライトー、もう一回だけ、」
くうんっと尻尾を股に挟んだ大型犬のようなリュークの姿は結構笑える。
「ライト、大好き」
リュークの言葉に月は微笑しながら頭を撫でてやる。
「駄目だよ、リューク」
優しく頭を撫でてやりながら月はリュークに囁いた。
「僕も好きだよ、リュークのことが」
月は気が向いたときだけリュークに餌を与えてくれる。
それは林檎だったり月の甘い体だったり。
でも一番の餌は月の優しい言葉かもしれない。