「元帥閣下のボディガード2」



 ヤンのいちもつは小ぶりで可愛い。
 支障があるほど短小では無いがアングロサクソン系の多い軍人の中では東洋系のヤンは体格に見合った可憐な大きさである。
(もちろん他人と比べたことは無い。よく共同風呂やトイレで大きさを自慢する輩がいるがヤンはそういう下ネタには参加しない。決して小さいから参加しないのでは無い。下ネタが苦手だからだ)
「あっふぅんっ」
 シャワーの下、半分立ち上がっているそれに手を添えると快感がヤンの体を突き抜けた。
 久しぶりの感触。
 もう忘れてかけていた男としての性が蘇る。
「んっああぁ」
 軽く扱くと果実は勢い良く立ち上がった。
 使った事の無いそれは淡いピンク色をしている。
(トイレや共同風呂で下品な輩が「俺のは黒いだろっよく使い込んでいるからな」などと自慢していたがヤンはそういう比較には参加しなかった。決してピンクだからでは無い)
 きゅっきゅっとリズムをつけて擦りあげるとそれだけで先端から透明の液が零れ落ちる。
「あっ気持ち良い」
 両手で掴むほどの大きさでは無いので右手で扱きたてる。
 空いている左手はペニスの奥で震えている陰嚢を握り締めた。
「ああぁっんっんんっ」
 袋を揉みながら竿を弄るのが好きだ。
 時折指先で先端の割れ目を撫でると快感が倍増する。
「んっすごくっいいっはあぁ」
 くりくりと蜜の溢れる先っぽを人差し指で弄る。
 シャワーの水滴に混じって粘度のある液体が零れ落ちる。
「ああぁっあんっ」
 まだ初めて数分も経っていないのにヤンはもう腰を振っていた。
 リズミカルに、踊るように腰を振りながら両手を動かす。
 口元から飲み込めない唾液が伝い落ちた。
「あっんっはあぁ、あっもうっああぁ」
 扱く手の動きが激しくなる。
 袋を痛い程揉みながら絶頂に向って突き進む。
「ああぁん、もうっもう駄目っイっちゃうっああぁ」
 本当はもう少ししていたい。
 だが耐性の無いヤンにはこれが限界だ。
 普段自慰をしていないヤンにとって握って扱いただけでも十分射精への刺激となる。
「ふうぅんっはあぁ」
 子犬の様に可憐な声を出してヤンは白い蜜を撒き散らした。
 放出されたミルクはシャワーの水と混ざり排水溝へと消えていく。
 火照りピンク色の肌にシャワーが気持ちいい。
 しばらく握り締めたまま射精の余韻に浸っていたヤンだが落ち着くとさっと体を洗ってバスルームから出た。
「あーさっぱりした」
 丹念に水滴を拭きながら鼻歌交じりに呟くヤンに先程の色香は残っていない。
 ざっとメールのチェックをするとヤンは心地良い疲れを伴いベットに潜り込んだ。
 そして10秒もしない内に寝息が聞こえてくるのであった。